栄養士のための食品学実験

栄養学科「食品学実験」の授業の記録です

2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

第10回 インドフェノール滴定法による還元型ビタミンCの定量

第10回 インドフェノール滴定法による還元型ビタミンCの定量 ●実験の目的 2,6-ジクロロフェノールインドフェノールを用いた還元型ビタミンCの定量。還元型ビタミンCとインドフェノールの酸化還元反応を利用して食品中の還元型ビタミンCを測定する。大根と…

第9回 食品の塩分の測定(硝酸銀滴定法)

食品中の塩分はナトリウムの量ともとに、食塩相当量として計算されますが、日常的には塩化物イオンからの食塩相当量で管理されています。 今回は、この塩化物イオンによる塩分測定の原理を学び、実際に食品を使って測定しました。 ●実験の原理硝酸銀滴定法は…

第8回 食品の酸度

食品には様々な有機酸が含まれています。有機酸ごとに定量するには液体クロマトグラフィーを使わなければならないですが、簡便な定量法として、中和反応を利用した滴定法で総有機酸を求めることができます。 使用する塩基は0.1mol/Lの水酸化ナトリウム溶液、…

第7回 中和反応

●中和反応とはH+を与えるのが酸で、受け取るのが塩基酸と塩基とを過不足なく反応させる化学反応が中和反応で、中和反応で水と一緒に生じるのが塩(えん)中和反応によって未知試料の酸あるいは塩基の濃度を測定する手法が中和滴定 ●実験内容0.05mol/ℓのシュ…