栄養士のための食品学実験

栄養学科「食品学実験」の授業の記録です

2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

第8回 塩分の測定(硝酸銀法)

●実験の目的 食品成分表や栄養成分表示において、食塩相当量はナトリウムから算出していますが、日常の検査では、ナトリウムの分析が煩雑で時間を要するため、塩化物イオンの量から食塩相当量を算出する方法が用いられています。これを硝酸銀滴定法(あるい…

第7回 食品の酸度

食品には様々な有機酸が含まれている。有機酸ごとに定量するには液体クロマトグラフィーを使わなければならないが、簡便な定量法として、中和反応を利用した滴定法で総有機酸を求める。 使用する塩基は0.1mol/ℓの水酸化ナトリウム、指示薬はフェノールフタレ…

第6回 中和滴定

●中和反応とは H+を与えるのが酸で、受け取るのが塩基 酸と塩基とを過不足なく反応させる化学反応が中和反応で、 中和反応で水と一緒に生じるのが塩(えん) 中和反応によって未知試料の酸あるいは塩基の濃度を測定する手法が中和滴定 ●実験内容 0.05mol/ℓ…