栄養士のための食品学実験

栄養学科「食品学実験」の授業の記録です

食品学実験(11)食品中のビタミンC インドフェノール滴定法

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●実験目的

インドフェノール法によるビタミンCの定量方法を学習する。

 

●実験内容

大根を

1.すりおろし直後

2.すりおろし後24時間経過

3.大根に人参を加えたもの

4.大根を加熱したものとその煮汁

以上4種類の条件でそれぞれのビタミンCを定量した。

なお、1はすべての班で行ったが、2・3・4については、実験器具の都合上、各班それぞれ1つを担当し実験を行った。

 

●レポート作成のポイント

レポートはビタミンCの性質や上記の条件でビタミンC量が変化した理由を考察しましょう。

同じ条件でも班によって数値の違いは出ていますが、傾向はつかみましょう。

そのうえで、大根を使った料理で効率よくビタミンCを摂取するにはどのような献立にしたらいいかを考えましょう。

100gあたりのビタミンCの量は確かにすりおろし直後は多いですが、実際問題として大根おろしとしてたくさんの量が食べられますか?そういった現実問題も直視して考えましょう。

みんなの想像豊かな提案を楽しみにしています☆

 

追記:

みんなの想像豊かな提案ありがとう。

ただしここで一つだけ気を付けないといけないことがあります。

献立を考えるときに、「実験結果から」といいました。

ということは、調理工程の違いについて考えて提案するのはOKですが、原料の部位の違い、皮の部分がいいとか葉も使うべきというのは、「実験結果から」に基づいていません。

与えられた条件をよく理解して書くというのは、内容の良し悪し以前に重要なことです。今後気を付けましょう。