栄養士のための食品学実験

栄養学科「食品学実験」の授業の記録です

食品学実験(2) 小麦粉の性質と加工特性

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1.小麦粉の性質

●実験内容
 小麦粉(薄力粉・強力粉)からグルテンを作り、ビウレット反応で確認する

●実験項目
 小麦粉からグルテンを作る。それをビウレット反応で確認する。
 作ったグルテン(湿麩)を乾燥させる。(乾燥したものを乾麩という)

●レポート作成のポイント

 1)もとの小麦粉に対してそれぞれの重量パーセントを求める。乾麩は湿麩に対しての重量パーセントも求める。理論上の数値はどうなるかを調べ、実験結果と比較して考察する。

この表のように書くとわかりやすい。

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 2)乾麩の形状や色を確認する。理想的な乾麩はどのような色や形をしているか調べ、自分たちの班のものと比較して考察する。

 3)ビウレット反応の色を確認する。紫色になったか?薄力粉と強力粉に違いはあったか?などを確認して考察する。 

2.小麦粉の加工特性
●実験内容
 小麦粉のバターを入れるとグルテンの形成にどのような影響を与えるか。

●実験項目
 小麦粉にバターを入れてこねたものと、バターをいれずにこねたものの硬さやもろさ、焦げ具合等を比較した。

●レポート作成のポイント
 1)バターを入れたものの硬さやもろさがどのような状態であったかわかりやすく書く。(結果のところ)

 2)バターを入れたらどうなるのか、それはどのような原理で起こるかを調べる。その調べた結果と自分たちの結果を比較してどうだったか。これらを全て考察に書く。
 

2015食品学実験Cクラス ビウレット反応 | Flickr - Photo Sharing!

 

2015食品学実験Aクラス ビウレット反応 | Flickr - Photo Sharing!

 

2015食品学実験Bクラスビウレット反応 Flickr - Photo Sharing!

 

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駒込めピペットの使い方

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