栄養士のための食品学実験

栄養学科「食品学実験」の授業の記録です

食品学実験(10) りんごの褐変反応

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●実験内容
りんごの褐変反応は酵素による反応であるが、この反応が促進される要因、阻害される要因を学ぶ。

●実験項目
りんご果汁を次の条件下におくことにより、どのように色が変化していくかを観察した。
A:りんご果汁を室温で30分放置後の色を観察
B:リンゴ果汁を沸騰浴で40分加熱後、氷水で急速冷却し30分放置。開始時、沸騰直後、30放置後の色を観察
C:りんご果汁のみ、D:りんご果汁に塩化ナトリウム水溶液添加、E:りんご果汁にL-アスコルビン酸添加
これらCDEを37℃のウォーターバスにつけ、開始時から10分おきに30分後まで観察

●レポート作成のポイント
まず、そもそもどういう何が何の酵素でどういう物質になって褐変するかを再度確認する。
そのうえで、りんご果汁が褐変しなかった条件の場合、どのような条件が反応のどこにあるいは何に作用して褐変しなかったのかを調べて考察する。

 

 

 

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左から上記、EDCの実験結果