栄養士のための食品学実験

栄養学科「食品学実験」の授業の記録です

食品学実験(6) ほうれん草の色素の分離

●実験目的
 緑葉に含まれる色素を有機溶媒で抽出し、薄層クロマトグラフィーで分離し、含まれている色素を確認するとともに、生の時と加熱した時で色素にどのような変化があるかを知る。

●実験内容
 ほうれん草をすりつぶし、ジエチルエーテルで色素を抽出した後、薄層版(シリカゲルプレート)を用いてクロマトグラフィーを行った。
 展開液は(ヘキサン:エーテル:アセトン=1:1:2)

●レポート作成のポイント
 まずは薄層版をよく観察しましょう。
 色素に番号をつけて、色、色素の名前、Rf値を求めましょう
 下の表のとおりにするとわかりやすいでしょう。

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そのうえで、色素名を調べるときの注意。
・ほうれん草に含まれていること
・展開液が変わるとRf値は変わります

さらに、加熱により色素はどのように変わったか変わらなかったかを確認したうえで、色素の変化や調理においてなど考察しましょう。

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