栄養士のための食品学実験

栄養学科「食品学実験」の授業の記録です

第11回 牛乳からの栄養素の分離とその定性反応 その2

カゼインを析出させ、ろ過した時のろ液を精製し乳糖を分離。
これとラクトースグルコーススクロースで糖の定性反応を行った。

 

●実験項目と実験結果 

・モーリッシュ反応(αーナフトール反応)
糖の検出に利用される。糖が含まれていれが陽性(+)
試料溶液(上層)と硫酸(下層)との境界面にに紫色の環ができる

 

・フェーリング反応
還元糖の検出に利用される。
還元糖と2価の銅イオンが反応して茶褐色の亜酸化銅が生成する反応
非還元糖であるスクロースのみ陰性(-)
あとはすべて陽性(+)