栄養士のための食品学実験

栄養学科「食品学実験」の授業の記録です

第7回 食品の酸度

食品には様々な有機酸が含まれている。
有機酸ごとに定量するには液体クロマトグラフィーを使わなければならないが、簡便な定量法として、中和反応を利用した滴定法で総有機酸を求める。

使用する塩基は0.1mol/ℓの水酸化ナトリウム、指示薬はフェノールフタレイン

なお、食品の種類によっては様々な法律で酸度の基準やその測定方法が定められているのであわせて学習すること。

食用酢:JAS法 4.0%以上、ただし穀物酢は4.2%以上、果実酢は4.5%以上

牛乳:乳等省令 0.18%以下 ただしジャージー種の牛乳のみを原料としたものは0.20%以下